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2026-02-14 先生に聞いてみた!

【必見】初谷敬史先生に聞いてみた!発声法ってなあに?

【必見】初谷敬史先生に聞いてみた!発声法ってなあに?

 

(生徒) ねえねえ、初谷先生。発声法ってなあに?

 

(初谷先生) 発声法_それは歌をうたうためのテクニックですね。歌には言葉があるから言葉を話すわけだけど、たいてい歌うときは話すよりも長く伸ばすのと、話す抑揚よりも幅広い音の高さを出さないといけません。だから“話す以外のテクニック”が必要なんです。

 

(生徒) はあ〜、話す以外のテクニックって一体何なの?

 

(初谷先生) 言葉というのは、子音と母音が合わさって意味を伝えているのだけれども、歌う時は音を長く伸ばすから、そのときに母音を安定して長く伸ばさなければなりません。例えば山田耕作/「赤とんぼ」で言うと、話すときには「ゆうやけこやけの あかとんぼ」。それを歌ってみると「ゆーうーやーーーけーこーやーけーー」というふうに引き延ばすための息の支えが必要なんです。

 

「ゆうやけこやけ」まではどんどん音が上がっていくけれど、上がっていくときに喉が閉まったようになってしまうので、喉を開けて息を通すテクニックが必要なんです。

 

それが歌うときの大事なテクニックです。

 

つまり、音を伸ばすという事と、音程が変わるということは「音楽の二大要素」。

 

まさしく“リズムと音程”です。

 

(生徒) うーん、どうして喉を閉めずに開くことが大事なのお?

 

(初谷先生) 喉を開かない発声法も実はあります。例えば、日本の民謡とか中国の京劇なんかは喉を狭めて歌います。それは西洋化されていない音楽が多いです。J-POPにしろ、ジャズにしろ、西洋音楽の影響を多大に受けている音楽は美しくハーモニーすることが大切なんです。まず喉を開くと雑音が減ります。そして美しい倍音が響きます。声楽という分野は喉を開いていくことで豊かな倍音を響かせることができ、ピアノやバイオリンと美しく響き合うことができるんです。

 

(生徒) へえ〜、ハーモニーが大切なのかあ!

 

(初谷先生) 西洋音楽で何がいちばん大事な要素なのかというと、それはハーモニーです。たぶんそれは、石造りの大きな教会があったからだと思います。教会でひとりで歌ってみると、声が天井のドームに反響して、まるで天から別の人が一緒に歌っているように聴こえます。これが西洋人がハーモニーを発見した瞬間だったと思います。それから西洋人は、ハーモニーを使って大きなゴシック建築の教会を建てたように、音と音を組み合わせて大きな楽曲を創り出していきました。ハーモニーの進行は、時間の経過を伴いますので、まるでドラマチックな物語のように感じます。要するに、西洋人はハーモニーを使うことで大きな建築物を建てたり、長編小説を書いたりするようなことに成功したのです。

 

(生徒) なるほどお〜、よく分かりましたあ!

 

初谷敬史(指揮者/テノール)

 

〜プロフィール〜

東京芸術大学声楽科卒業。1996年、コンテンポラリー・ヴォーカル・アンサンブル「ヴォクスマーナ」を設立し、「声」による新しい音楽創造の可能性を探求している。

2017年、アンジェロ・コマストリ枢機卿による司式「日本・バチカン市国 国交樹立75周年記念ミサ」(サン・ピエトロ大聖堂)にて聖歌隊の指揮を務める。2018年及び2019年、「3歳からの渋谷こどもオペラ」にて、フンパーディンクのオペラ『ヘンゼルとグレーテル』の演出・指揮を務める。2020年より毎年、三枝成彰主催「哀しみのモーツァルト」にてモーツァルト『レクイエム』室内楽版を指揮。2021年、「感染症に立ち向かう大村智記念研究所募金(イベルメクチン)支援チャリティー公演~未来のために忘れてはならないこと」にてバッハ『マタイ受難曲』を指揮。2022年より毎回、三枝成彰編曲「美しき日本のうた」で東京フィルハーモニー交響楽団を指揮。2025年「第1950回トヨタコミュニティーコンサート」(音楽監督:三枝成彰)にてフンパーディンクのオペラ『ヘンゼルとグレーテル』を指揮。

また、六本木男声合唱団の仲間と共に、フィリピン「レイテ島」、「ルソン島」(2011年)、ソロモン諸島「ガダルカナル島」(2012年)、パラオ「ペリリュー島」(2014年)、マーシャル諸島「クェゼリン島」(2017年)、ミャンマー「白骨街道」(2018年)、北マリアナ諸島「サイパン島」、「テニアン島」(2023年)などにて戦没者慰霊「献歌」を行っている。

2021年よりYouTubeチャンネル「新全日本都道府県歌再興委員会」を開設。

 

ではまた次の記事で!

 

(インタビュアー:エムラボ・ハッチ ピアノ講師 川島大空 かわしま ひろたか)

 

■音楽教室/レンタルスタジオ「M-Lab HATCH」(エムラボ・ハッチ)は、2025年1月に、目白駅から徒歩2分のところにオープン。開放的で洗練された空間で、音楽教室、レンタルスタジオ、そして、サロンコンサートやワークショップなどのさまざまなイベントを開催し「すべての人にとってより良い未来をつくる」ための活動を展開している。

■エムラボ・ハッチは、国内外で活躍中の実力派講師を揃えております。お子さまから大人までどなたでも、習い事から受験対策、プロ育成まで幅広く対応しております。

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